公立中学校で80%以上を占める評定が２から４の「ふつうの子どもたち」が劇的な成果を上げることに関してなら、誰よりも言う資格があると思っています。私たちは、今まで2,000人を越える子どもたちを指導してきました。そして、模試の判定が2％から合格した、学校の三者懇談で絶対無理と言われていたのに合格した、というような数々の奇跡を目にしてきました。もちろん全員に奇跡が起きるわけではありませんが、実経営している塾が常に定員いっぱいなのも、それらの実績を評価していただいているのではないかと思っています。

まだ「間に合う！」と声を大にしていいたいのです。 これは、オール１から東大に合格する、というようなおとぎ話を言いたいのではありません。そもそも「学習する能力」は全員違います。どんなに頑張ったところで人間が走り高跳びで３m跳べるようにはならないのです。ですが、間違いなく言えることがあります。それは、「現在いる場所からは絶対に前進できる！」ということです。そして、私はどんなところからスタートでも、どんな能力だったとしても、自分を高めていける人は成績にかかわらず人生で幸せになれる人だと信じきっているのです。

あなたは今すぐ！受験勉強を「はじめる」べきです。なぜなら相手はとっくの前から走ってるからです。スタートは早い方がいいに決まっているのです。

一人で勉強をすすめていくことは、それほど難しいことだからです。具体的なお話をしましょう。 たとえば、学習するうえで主力になる問題集は、単元や節ごとに「説明」があり「基本」「標準」「応用」の順に問題が構成されています。 なんとなく説明を読み、なんとなく問題を解いてなんとなく○がついたとしても、基本や原理をしっかり把握していないために、その後の定着や理解が深まっていかないのです。これは成績の伸び悩みを引き起こす典型的な例です。 物事の本質をつかむことは、誰にとっても簡単なことではないのです。